アウディ A5 ABS修理
販売店様からのご依頼

今回はアウディ A5のABS修理をご紹介いたします。
ご相談内容
- ABSユニットも交換する必要がある
- 費用は、ABSユニット単体で50万円超、トータルで63万円のお見積もり
とのことでした。
費用も抑えたいためリビルト品なども探しましたが、見つからなかったためJスクエアさんにABS修理をお願いしたいと思いました。
点灯していたランプ

- ブレーキの警告灯の点灯
- ブレーキ故障:安全に車を停車してくださいの表示
ABSランプは点灯していませんが、ABS ESPなどの安全装置が動作していない状態です。
次に、故障箇所特定のため診断していきます。
診断機での診断

診断機に入力された故障コードはこちら↓
このコードは、ブレーキプレッシャーセンサーの不具合が原因で表示され、アウディ・VW系で比較的多く見られるABS関連のエラーです。

↑こちらのブレーキプレッシャーセンサーブレーキプレッシャーセンサーが故障すると、誤った信号が何度もABSユニットへ送られます。
その結果、
↓
ABSユニット内部で処理限界を超える
↓
ABSユニット自体が故障した
という流れになります。
ABSユニット取り外し

アウディ A5のABSユニットはこちら取り付けられています↑
ブレーキ配管・カプラーを外してABSユニットを取り外します。
ABSユニット 基板修正

取り外したABSユニットは分解し、内部基板の修正作業を行います。
基板修正内容
- コンデンサー交換
- トランジスタ交換
- IC交換
- エラー登録されている該当部品の交換
エラー登録されている部品の交換の他、再故障を防ぐために10〜15年が寿命と言われているコンデンサーやトランジスタなど、表面実装基板の部品も高品質のものに交換しています。
一般的に新品交換でない場合のABS修理には保証なし、もしくは数ヶ月〜半年といった保証が多い中、Jスクエアでは7年間の長期保証を設けています。ですが、実際にはそれ以上に長持ちするよう修理をしています。
今回の故障に対する対策
今回のようなトラブルを防ぐ方法のひとつとして、ブレーキプレッシャーセンサーを事前に交換しておく、という考え方もあります。
特にAUDIでは、このブレーキプレッシャーセンサーの不具合をきっかけに、ABSユニット本体まで故障してしまうケースが、ここ最近増えてきています。
ブレーキプレッシャーセンサーのみの交換であれば、52,470円(2026年12月現在)で対応できますが、ABSユニットの修理となると、どうしてもその何倍かの費用がかかってしまいます。
新車購入からおおよそ10年ほどで不具合が出てくるケースが多いため、該当する年数のお車をお持ちのAUDIオーナー様は、頭の片隅に置いていただいても良いかもしれません。
また、Jスクエアでは車検整備も行っておりますので、車検のタイミングであわせてご相談いただく、という形も良いかと思います。
部品番号:5Q0906207
使用年数:10年前後で不具合が発生しやすい
ご納車
今回は、ブレーキプレッシャーセンサー交換とABSユニットの基板修正で、ABSユニットの不具合は無事解決し、S様にも喜んでいただいたご様子で私たちも安心いたしました。
新品交換しかないと言われた場合でもご相談ください
今回のように
- ディーラーさんではASSY交換のみ
- 見積りが50万円〜60万円超
- リビルト品が見つからない
などでお困りのオーナー様、販売店様がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
お待ちしております。