VW ヴァリアント
VW ヴァリアント ABS修理でご来店くださいました。
点灯していた故障ランプがこちらです。
診断
故障箇所特定のため、VW純正診断機VASで故障コードを読み取ります。
00290 左リヤスピードセンサー(G46) 機械的、電気的故障
01276 ABSハイドロリックポンプ(V64)回路の電気的故障
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53271 ABS ECUフォルトメモリー呼び出し
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06279 ABS ECUからのホイールスピード信号あてはまらない信号
06013 ディアルクラッチ過大トルク
▶︎ABSのオーバーホールとスピードセンサーの交換が必要です。
ABSユニットの取り外し〜修理
バッテリーとステーを外します。
ABSユニットにアクセスできるようになりました。
こちらのABSユニットをオーバーホールします。
そして、左リヤのスピードセンサーを交換し、修理完了です!
故障箇所の見極めについて
今回はスピードセンサーも故障していましたが、【スピードセンサーの故障のメモリー】が入力されている場合
1.スピードセンサーの故障
2.ABSユニット基板内部にあるスピードセンサーと連動している部分の故障
の2つに絞れます。
どちらの故障なのかを知るには、アクティブテストや、データーロガーを使用し、タイヤを回した時の数値の異常などを調べて判断します。しっかり調べてからでないと、故障内容は「2」なのに、「1」だと判断してしまい、故障していないスピードセンサーを交換してしまう。(直らない)ということもありえます。余計な費用がかからないように見極めることが重要です。