奈良県からお越しのクライスラーボイジャー
ディーラー対応不可、部品廃盤によるご相談
以前、ディーラー様でABSユニットを新品に交換された経緯があり、今回再びABSランプが点灯。
再修理を依頼しようとしたところ、部品が廃盤となっており、ディーラー様では対応不可と判断されたそうです。
そして今回JスクエアのWebサイトをご覧いただき、お問い合わせくださいました。
当初は発送修理でのご依頼を検討されていましたが、ご自身の運営されているブログのネタにもしたいとのことで、遠方・奈良県よりお車で直接ご来社くださいました。
移動は大変かと思いますが、お急ぎのオーナー様には直接のご来店がおすすめです。また保険でレッカー特約がある場合は、レッカーでのご利用も可能ですので、詳しくはお問い合わせください。
ABSユニットの取り外しと基板修理
クライスラーボイジャーのABSユニットは、助手席の足元あたりに装着されているためリフトアップが必要になります。
まずはユニットを慎重に取り外し、基板を分解・内部点検を行います。
最初の状態、下部にカバーが装着されているので外します。
ボルト4本を外して、カプラーを外すと基板部分を取り外すことができます。
こちらを分解して、故障部分を特定します。
ABS修理内容


顕微鏡などを使用して点検した結果、下記の作業が必要なことがわかりました。
- コンデンサ交換
- トランジスタ交換
- カプラー部分の配線断線修復(電気的摩耗・金属摩耗による)


コンデンサ交換
トランジスタ交換
各部品を新品へ交換後、回路の導通チェックを行い、ユニットを車両へ戻して正常作動を確認。ABSランプは無事消灯しました。
Mさまのお車への深い愛情
作業後、お車をリフトアップした際に驚かされたのが、下回りにまったく埃がついていないことでした。
M様にお話をおうかがいしたところ、「毎回走行後に高圧洗浄機で洗車しています」とおっしゃっていました。
1998年式という年式ながら、新車のような美しさにスタッフ一同驚きました。
このお車で日本中を旅してこられたそうで、「これからも大切に乗り続けたい」とお話くださいました。
またその後、M様からメールを頂戴しました。
社員一同様
昨日お世話になりましたMです。
昨夜無事帰宅しABSの警告灯も消えてスッキリできました。
本当に行って良かったです。
奈良からでしたが行く価値大ありでした!^ – ^
Jスクエア様のこれまでの努力の積み重ねがいまの立派な会社になったのだと思います。
これからもお身体を大切にして愛車マニアの神としてご活躍を期待しておりますm(_ _)m
本当にありがとうございましたm(_ _)m
また、『奈良からでしたが行く価値大ありでした!』とのお言葉、大変嬉しいです。
メールまでいただきまして、スタッフ一同の励みになりました。ありがとうございました。
部品がない車両でもあきらめないでください
最後にM様と記念撮影をさせていただきました)
今回のように、部品が廃盤でもABS基板修理で対応できるケースが多くあります。
「もう直せない」と言われたお車でも、ぜひ一度ご相談ください。
また何かお困りごとがありましたら、いつでもお気軽にご相談くださいませ。