スバル インプレッサ
今回は埼玉県よりご来社いただきましたO様のスバル インプレッサ、ABSランプ点灯の修理事例をご紹介いたします。
購入から23年、走行距離30万kmを超えるインプレッサへの想い
O様は、こちらのインプレッサを新車で購入されてから23年間大切に乗られており、走行距離は30万キロを超えていらっしゃいました。
そして、なんとO様ご自身が当時こちらのインプレッサの開発部署に勤務されており社員割引でお得に購入されたのだそうです。
ご来店のきっかけは「オーナーズミーティングでの紹介」
O様はご自身の愛車であるインプレッサのABSランプが点灯してしまい、どうしたものかと悩まれていたところ、
インプレッサのミーティングで他のオーナー様より「横浜にABS修理してくれるところあるよ」と弊社Jスクエアをご紹介いただき、今回のご来店となりました。
診断内容:「49 アウトレットバルブ右前」の故障コード
まずはテスターを使用して故障箇所の特定を行います。
診断の結果、「49 アウトレットバルブ右前」という故障コードが入力されていました。
こちらはABSユニット内部の断線が疑われます。
この内容であれば、Jスクエアのオーバーホール修理にて対応可能です。
ABSユニットの取り外し作業
ABSユニットはエンジンルーム内、ヘッドライト右側の後方に設置されています。
本来であればブレーキパイプをすべて外して取り外すのが正規の手順ですが、今回はステイのナットを外してユニットを持ち上げ、必要な基板部分のみを取り出す形で対応しました。


超音波カッターを使用して基板の蓋を開ける作業
▲こちらの超音波カッターを使用して、基板の蓋をカットします。


プラスチックの素材であれば、段ボールをカットする様に力を入れないでスッと切れる優れもの。
基板を修理するには必須の工具です。
基板修理:アウトレットバルブ回路の断線
取り外したABSユニットを超音波カッターで分解し、内部基板を点検。
その結果、アウトレットバルブの回路に断線を確認しました。


該当回路の他、センサー系の回路も含めた9本の配線を取り外し、耐腐食性の高い銅線にて再配線・再実装をしていきます。
修理後の動作確認
修理したABSユニットを車両に再装着し、故障コードを消去。
そして修理後には試運転を行い、問題がないかを確認します。
無事ABSの作動状態や警告灯の状態を確認し、問題がないことを確認し、全ての作業が完了となります!
修理後……
無事修理ができ、O様は今後インプレッサのミーティングで「インプレッサのABSが故障したらJスクエアで直してくれるよ」と、他のオーナー様にご紹介するとおっしゃってくださり、とても嬉しかったです。
今後も長く乗り続けるために
ABSユニットは、一度は不具合が出る部品のひとつではありますが、今回のように内部修理を実施し、40万キロ、50万キロとこれからも安心して乗り続けていただけるようサポートいたします。
O様、この度は遠方よりご来社いただき、誠にありがとうございました。
インプレッサのABS修理をご検討の方へ
「新品部品が廃番で困っている」「ディーラーでは修理できないと断られた」など、
お困りの際はぜひ一度Jスクエアにご相談ください。