記事掲載の許可をいただきましたので写真をアップさせていただいています

ゴルフGTI ABSランプ点灯でご入庫です。

VW純正診断機VASで故障コードを読み込みます。
01276 ABSハイドロリックポンプ故障
01130 ABS作動あてはまらない信号
01130 ABS作動あてはまらない信号

点灯していたランプがこちら
ABS,サイドブレーキ、ESP

ABSのECUが修理不能のために基板の部分は新品のユニットを使います。
コーディング情報を取り出して、新品のユニットに書き込む作業をします。

バッテリー下奥にABSユニットがあります。

バッテリーカバーを外して、ターミナルを外します。

バッテリーとカバー類を外したところです。

ボルト3本を外して、バッテリーステーも外します。

こちらのバッテリーステーを外すとABSにアクセスがしやすいので外します。

これだけスペースが空くとABSユニットを外すのに楽です。
スペースがないとABSパイプを装着するときにネジ山を壊してしまうなどのリスクがあるのでABSを外す時はここまで外します。

ブレーキパイプを外します。11mmのブレーキブリーダレンチを使用します。

ABSユニットカプラーをはずします。上に引き抜くと外れます。

ブレーキキャリパーからブレーキオイルを全て抜いておきます。

専用の工具でブレーキラインに蓋をします。

ブレーキ配管を外して専用のナットを取り付けて、ブレーキオイルが漏れないようにします。

若干ブレーキオイルが出てしまうので、ウエスを引いておきます。

ABSステーが止まっている13mmのナット2つを外します。

外れたところです。

ABSユニットをO/Hします。
作業場は、基板の修理をするためにスタッフルームの横に設置しています。

抽出していたコーディングデーターを入力します。

最後にブレーキのプレッシャーセッティング、舵角調整などをして終了です。
日本の部品設定がないものは、本国ドイツから
今回のお車は、ハイドロの部分をO/Hで対応して基板の部分を新品に交換しました。
通常ならそっくり交換で部品だけで40万近くになってしまうところをコスト削減できました。
VWの場合は基板だけの部品の設定がない車両がありますので、日本での基板部分の調達ができません。
そのため弊社ではドイツ VWから直接購入して対応しています。
今回のお車は、ハイドロの部分をO/Hで対応して基板の部分を新品に交換しました。
通常ならそっくり交換で部品だけで40万近くになってしまうところをコスト削減できました。
VWの場合は基板だけの部品の設定がない車両がありますので、日本での基板部分の調達ができません。
そのため弊社ではドイツ VWから直接購入して対応しています。