アウディ A6
本日も、またまた遠方の長野県から アウディ A6 ABS修理でご来店くださいました。
▲アウディ A6のABSユニットはこちら、ラジエータのサブタンクの下に隠れています。
まずはサブタンクを取り外します。走行直後はとても熱くなっていますのでご注意ください!
フロントガラス下のパネルを外すとブレーキのサブタンクが出てきます。
サブタンクを取り外すとABSユニットが見えてきます。
アウディ A6のブレーキマスターは真ん中についています。通常運転席前なので、珍しいですね!
マスターの脇に、ヒーターバルブが付いています。
ジャガー Sタイプに比べるとアクセスがよいので交換は手早く行えます。
▲こちらのABSユニットを修理します。
アウディABSを外す際のブレーキ液に注意
アウディ、VWは、ABSユニットのブレーキの配管を外すとほぼブレーキが出てしまいます。
車両にもブレーキオイルが垂れてしまうので、後でよく洗浄しなくてはなりません。
床に垂れるほどブレーキ液が抜けてしまいました。
ブレーキパイプ周りに水は厳禁なので、ウエスでぐるぐる巻きにしてさらに防水処理をしてあげてから洗浄してください。
ABSユニットにつく配線カプラーも同様に防水加工が必要です。
ウエスで巻いて、ビニールを2枚重ね、さらにマスキングテープで巻けば完璧です!
ABSユニット修理
ABSユニットとポンプを分解したところです。
基盤修理でよく使う部品はケースに入れております。
基盤の配線修理と部品の交換をします。
配線が損傷してない場合はトランジスタを交換してあげればOKです!
トランジスタ4つ全部の数値がおかしいことはまずないのですが、消耗品なので全て交換します。
故障コードによってはポンプモーター、プレッシャーセンサーの交換も必要です。
▲今回入力されていた故障コードはこちら
▲そしてこちらがそのプレッシャーセンサーです。
アウディ A6 2005〜のABS修理は脱着にものすごく時間がかかります。
そしてユニット自体の修理も時間がかかるため、修理完了まで最低でも4時間はかかります。