レガシィ ABSランプ点灯修理
今回は富山県からお越しいただいたI様のレガシィのABS修理をご紹介します。
富山県から7時間かけてご来社
I様は富山県にお住まいで、前日の夜中12時に出発され、休憩を入れながらおよそ7時間かけてJスクエアまでお越しくださいました。
作業前にI様には、『修理可能かどうかは取り外して顕微鏡で調べてからみないとわからないケースです。ABSユニットを開けてみても、修理できない可能性もございます』とお伝えしましたが、『可能性があるならぜひ作業して欲しい』とご依頼をいただきました。
実は私の義兄が富山出身だったり、弊社スタッフの1人も富山出身だったりと、実は意外と富山県と縁のあるJスクエアです。
ABSユニットの取り外しと基板検査
▲ ABSランプが点灯しています。
まずは、ヘッドライト右側の後ろ付近に装着されているABSユニットを取り外します。
▲こちらがレガシィのABSユニットです。
ABSユニットは、基板(プラスチックの黒い部分)とポンプの2つで構成されていますが、レガシィの場合は、基板部分を修理します。
ブレーキの配管を外さなくても基板だけ取り外しすることが可能です。
修理工場さんへワンポイント
修理工場様で宅配便を利用した修理ご依頼の時には、ブレーキの配管を外してASSYで送っていただくことがありますが、その場合、修理後にエア抜き作業を実施する必要があります。
基板内部の断線を確認
車両から取り外したABSユニットの基板を、専用の顕微鏡で詳細に検査します。


基板を確認したところ、内部の配線が断線していることがわかりました。20年以上前の基板になると、電気が流れる部分で電気疲労が起きやすくなります。
電気疲労とは、金属疲労の一種で、電気的な負荷により金属が劣化・断線してしまう現象です。
無事修理完了・お客様の声
基板内部の配線修復を行い、無事にABSランプは正常に戻りました。


修理できた旨をお伝えすると、I様は『直って本当に良かったです』『直らなかったら廃車にするところでした』と無事修理できたことに安心されたようで、とても喜んでくださいました。
お会計の際にも、『職場の人でABSで困っている人がいたら、横浜に行けばなんとかしてくれると伝えます!』と嬉しいお言葉をいただき、基板修理の仕事を続けていて本当に良かったと心から感じた一日でした。
I様、遠方からお越しくださいまして、本当にありがとうございました!
\ 動画にもご協力いただきました /