スバル レガシィ ABS修理
レガシィのABS修理のご紹介です。
ディーラーさんでのお見積もりが高額だったとのことで、弊社にご相談くださいました。
車種により価格も異なりますので、ABSランプ点灯でお困りの方は一度お問い合わせください。
警告灯
点灯していた故障ランプがこちら
故障箇所を特定するため診断します。
診断
運転席足元にあるOBD端子に診断機のインターフェイスを接続します。
レガシィを選択して診断します。
入力されていた故障コードがこちら。
アクチュエーター、モーターといった機械的な部分の故障でしたので、オーバーホールで対応します。
ABSユニット取り外し
まずは、メイン電源カプラーを外します。
オレンジ色のレバーを下げるとカプラーが外れます。
外れたカプラーは、ショートしないようにマスキングしておきます。
ブレーキリザーブタンク内のブレーキオイルを抜き取ります。
オイルが入ったままだと、ABSユニットのパイプを外す時にブレーキオイルが垂れてきてしまいます。
ブレーキパイプ6本を外します。
10mmと12mmを使用します。
注意
ブレーキパイプのねじを回すときは、指の力である程度回してから取り付けるようにします。
リザーブタンクのオイルを抜き取ればオイルが下に垂れることはないですが、念の為ウエスをひいておきます。
取り外したレガシィのABSユニットです。こちらを修理していきます。
ABSユニットを分解し、故障コードで入力されていた、《アクチュエータとモーターの機械的な修理》と、《基板は、耐久性をあげるためにコンデンサ、トランジスタ等の消耗部品を実装》しなおします。
ABSユニットの取り付け
修理したABSユニットを取り付けます。
ブレーキパイプはトルクレンチで締め付けを管理します。
ブレーキパイプのあたり面がテーパーになっているので、適性トルクで締め付けないと部品を損傷してしまう可能性があります。
その場合、ブレーキオイルが漏れてしまい、ブレーキが効きにくくなるといったトラブルにも繋がりますので要注意です。
最後にブレーキリザーブタンクに圧送機のアダプターを繋げ、2.2barのブレーキ圧でVDCユニット内部のエア抜きをして完了です。