BMW M5 E60 DSC修理
今回は、『BMW E60 ABS修理』のご紹介です。
ご依頼くださったO様。
ディーラーさんでお見積もりをしたところ、なんと50万越え!
そのため、他の方法がないかWEB検索をし、弊社を見つけてくださったとのことです。
弊社を見つけてくださり、嬉しく思います。ユニットの新品交換に比べ、弊社で修理可能な場合はかなり費用を抑えることができます!
BMW M5 診断〜修理
診断
それでは早速診断をしていきます。
▼入力されていた故障コードがこちら
- 5DF0 DSCハイドロリックユニットポンプモーター
- 5DF1 DSCハイドロリックユニットポンプモーターコネクター
オーバーホール可能な内容でしたので、修理していきます。
取り外し
E60のABSユニットは車のフロント左、タイヤハウスを取り外すとアクセスできます。
▲写真中央にあるのがDSCユニット
今回のお車、BMW E60はABSユニットが低い場所に装着されているので水が浸入しやすく、錆びていることがよくあります。
ちなみに一番下に装着されているのがGM アストロで、左フロアの1番下に装着されています。
▲DSCユニットを取り外した様子
ここはブレーキラインの一番下にあるため、ブレーキパイプ内部のブレーキオイルが下に垂れてしまいます。
受け皿を用意するか、キャリパーから全てのオイルを抜いておきます。
▲こちらのDSCユニットを修理していきます。
DSCユニットの修理
ユニットを基板部分とポンプに分解します。
水が浸透した影響で、ベアリンググリスがコイルに付着し写真のように焼き付いていました(上部にサビもあります)
左)焦げたコイル 右)正常なコイル
こちらはコイルを交換します。
最後に修理したDSCユニットを取り付けて……
以上ですべての作業が完了しました!
他の車種では経年劣化での故障が多いのですが、E60 DSCユニットは水に濡れやすいところに装着されているため、今回のような焦げやサビが故障原因となりDSCランプが点灯するケースが多いです。
弊社ではユニット修理とともに防水処理もするため、水が浸入しにくくはなりますが、万が一水害などで水の中を走行した場合には対応できませんので、注意が必要です!
弊社ではユニット修理とともに防水処理もするため、水が浸入しにくくはなりますが、万が一水害などで水の中を走行した場合には対応できませんので、注意が必要です!
ちなみに……
E60以外でもコイルのサビによって故障することがあります。
他社での修理不良が原因で破損 ➡︎ 水が浸入 ➡︎ 焦げやサビにより再び故障
というように、弊社で修理をする前に、他業者にて修理をしたことが原因のケースも何度かありました。
その際の整備記事はこちら⬇︎
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