BMW E90
本は宅配便でご依頼いただいた BMW E90 DSC修理のご紹介です。
ブレーキパイプと接続する部分に異物が混入しないよう、写真のような青いプラスチックで蓋をして梱包します。
今回は修理工場様からのご依頼で、ユーザーさんがDSCの修理を他の業者(おそらく海外)に修理に出したものの直らなかったそうです。
写真にもありますが、基盤の蓋にシーリングがしてあったので一瞬修理不可能かと思いましたが……(修理時に基盤を痛めている可能性があり、その場合弊社でも修理はできません)
なんと、シーリング材を上にくっつけているだけで、蓋は開けられておらず基盤は無事でした!
なぜシール剤をのせたのか……とても不思議で従業員さんと色々お話ししましたが、まったくわかりません。ですが結果基盤が無事だったので良しとします。
プレッシャー回路の不具合もあったので、写真の回路、そしてコンデンサー、トランジスタも交換しました。
DSCポンプの方は、内部の部品が欠けてしまいベアリングと干渉してロック、そして大破していました。
ポンプの部分は大破していたため再使用できません。新しい部品と交換です。
当初の予定よりも2万円追加になってしまったのですが、新品部品の交換と比べれば安く済みました。
基盤も修理しないと再発の可能性
この作業ブログで何度か書いているのですが、弊社で修理するユニットは、基盤、ポンプ全ての交換できるような小さな部品を新しくします。
経年劣化してしまう部品のためこのままにしておくと、また数年後故障してしまいます。
海外へ修理依頼をする業者さんもいらっしゃるのですが、ほとんどの業者さんで予防策をしていないので再故障の確率が高いです。そうして再故障したユニットが弊社に届くケースが多くあります。ご依頼いただけるのは嬉しいですが、一回の修理で完了させた方が、最終的にコストもかからないので初めから弊社を知っていただけていればなぁといつも思っています。