BMW E46後期
BMW E46 エアバッグ警告等が点灯したとのことで、ご来店くださいました。
警告ランプがこちら
入力されていた故障コードがこちら
93C2 MRS 助手席シート着座センサーマットの不具合
着座センサーの断線です。
16mmのボルト、ナット4箇所を外してシートを取り外します。
クッションを引いて、作業開始です。保護シートはヨガマットを使用しています。
上からシートを剥がしていきます。
ピンを数カ所外して、新品を取り付けます。
こちらが取り外す着座センサーです。カプラーの入る穴があるので、後ろに通します。
カプラー装着は椅子の下にあります。
スナップリングプライヤーを使ってシートピンを広げてとります。
専用のSSTでシートを止めて完了です。
着座センサーの役割
着座センサーは助手席についている装置です。
エアバッグが開くような事故が起きた際に、助手席に人が乗っている事をセンサーが感知してエアバッグを開くようにします。
着座センサーが壊れている場合(エアバッグランプが点灯している状態)、事故が起きたとき助手席に人が乗っていたとしてもエアバッグは作動しません。人の命に関わる部品ですので故障がわかったら早めに修理しなくてはいけません。
2月の法改正でエアバッグ、ABS、エンジンランプなどが点灯していると、完全に車検に通らなくなりました。
その影響か2月からABS,エアバッグ修理のご依頼が増えています。
本来は運転手、助手席の人命を守ための装置ですので、車検が受からないから直すのではなくて、車検まで期間あっても他の車、歩行者、助手席のパートナーさんを守るためにも直していただければと思います。