インサイトABS修理
インサイトのABSランプが点灯しているとのことで、5時間かけて宮城県からご来店くださいました。
遠方からありがとうございます。
▼点灯していたランプ
メーターの中央にに大きく表示されています。
診断
故障箇所特定のため診断していきます。
- 51-1 モーターロック異常
- 52-1 モーターON OFF固着
- 18-1 リヤ左スピードセンサー
- 16-1 リヤ右スピードセンサー
- 26-1 横Gセンサー異常
それぞれの故障に対してする作業は
①、②▶︎ オーバーホールで対応
③、④▶︎ 実測パルス信号正常 様子見
⑤▶︎ 修理後にヨーレートセンサー同期
このように対応していきます。
ABSユニット取り外し〜修理
インサイトの場合は、ブレーキリザーブタンクがABSユニットの上についているため、そのままABSユニットを取り外すとブレーキオイルがエンジンルーム、メンバーに垂れてきてしまいます。
先にキャリパーのブリーダからブレーキオイルを全て抜き取ります。
インサイトのABSユニットは画像のように上から抜き取ります。
エアコンのホースがそばにあるの要注意です。
取り外し後は、ABSユニットを分解し基板とポンプ部分それぞれオーバーホールしていきます。
消耗部品は耐久力のあるものに交換することで、7年という長期の保証期間が設定できます。
基板、ポンプともに修理が終わったら組み立て、車両に取り付けます。
エア抜き作業
HONDA用のSSTを取り付けて、ブレーキオイルの圧送をしてエア抜き作業をします。
- 舵角センサ
- 横Gセンサ
- ブレーキプレッシャーセンサ
- 前後Gセンサ
最後に4項目のキャリブレーション作業をして完了です!