マセラティ グランスポーツ

マセラティ グランスポーツABS修理のご依頼でご来店くださいました。
同時期に同じモデルが入庫するのはよくありますが、マセラティのABS修理が2台同時入庫は初めてです!
同じモデルが同時期に故障することもありますし、ユーザー様が気づくタイミングによって修理する時期重なることもあります。
上記のように、故障のタイミングの他、暑い時期、寒い時期にご依頼が集中しています。
診断

マセラティの診断機を立ち上げます。

OBDインターフェイスをつなぐ場所は運転席足元にあります。
▼入力された故障コード

P0501 CAR SPEED NO SIGNAL
スピードセンサーからの信号が来ていないという内容なので、スピードセンサー信号を受けているABSユニットの不具合と断定できました。
ABSユニットの取り外し
ABSユニットをとりはずします。

まずこちらの黒いカバーを外します。

ABSユニットが見えてきました、この状態でもまだカバーが邪魔なので茶色のカバーも外します。

外すカバーはこの2つだけです。

ボンネットダンバーを外さないとカバーを外すことができません。

片側だけのダンパーだと不安なので、ストッパーをつけて補助します。

フェラーリの純正フェンダーカバーを使用しています。
こちらは通常のタイプよりかなり厚手にできているので、傷・汚れなどがつかないよう、しっかり防いでくれます。

ABSユニットが出てきました。
この状態でもまだABSユニットのボルトにアクセスができないので、パワステタンクのボルトを外し避けておきます。

ABSユニット(黒い部分)がステーによって外れないので、ポンプ本体を止めてあるビス2本を外します。

ABSの横についているこのボルトを外します。

こちらのボルトがついています。

ボルトを外すと隙間ができるので、ようやくABSユニットを取り外すことができます。

こちらのユニットをオーバーホールします。
参考
メーカー別、オーバーホールできる確率
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