VW ゴルフ
VW ゴルフのABSランプ点灯したとのことで、ご相談いただきました。
神戸にお住まいとのことでしたので、ご来店いただく前に修理可能かどうか判断するため、事前に故障コードの確認をさせていただきました。
診断結果と対応方法
故障コードは
- 01130 ABS作動あてはまらない信号
- 01276 ABSハイドロポンプ回路の電気的故障
①は新品部品交換
②オーバーホールで対応できる内容でした。
ABSリペアキットの部品が必要なのですが、在庫がなく取り寄せになりました。
今回は日本に在庫がなく、ドイツへオーダー。
さらにドイツでも欠品しているとのことで、取り寄せまで3ヶ月かかってしまいました。
部品も揃いましたので、いよいよご来店いただきます。
ご来店〜修理
ご来店時には、これらの故障ランプが点灯していました。
ABS
ESP
サイドブレーキ
ESP
サイドブレーキ
ABSユニット取り外し
ABSユニットの場所はエンジンルーム内のバッテリーの後ろあたりにあります。
バッテリーを外すと、ABSユニットが見えてきます。
ブレーキ配管を外して、電源カプラーを外すとABSユニットが外れます。
こちらをオーバーホールします。
オーバーホール
▲こちらがABSユニット内にあるモーター。
モーター部分を分離させて、コイル、ブラシ、ベアリングといった部品を新しく交換していきます。
▲ABS基板
今回は基板部分(ABSリペアキット)を新品に交換します。
修理済みABSユニットの取り付け〜エア抜き作業
ABSユニットを取り付けた後は、ブレーキ圧送機を使用しABSユニット内部のエアーを取り除きます。
通常フットブレーキを使ってのエア抜き作業は、ブレーキマスターシリンダー内部のピストンシールを破損させてしまう可能性があるので、より安心なブレーキ圧送機や診断機を繋げたエア抜き作業を実施しています。
最後の仕上げコーディング
最後にコーディング〜基本調整をして全ての作業が完了となります。
今回はドイツへの部品取り寄せもあり、4ヶ月もの間お打ち合わせをさせていただきました。
M様、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
またお困りの際はいつでもご相談ください。
M様、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
またお困りの際はいつでもご相談ください。
今回のように遠方にお住まいの場合、事前に地元のディーラーさん、または修理工場さんにて診断をしていただければ、修理できるかどうか事前に判断もでき、部品の取り寄せなどもスムーズになります。1度のご来店で解決できますので、お気軽にお問い合わせください。