VW ゴルフトゥーラン
VWゴルフトゥーランのABSランプが点灯しているとのことで、大阪からご来店いただきました。
遠方からお越しいただく際には、数時間かけてご来店いただいて、「修理できませんでした」となるのを防ぐため
- 先に地元の修理工場さんなどで診断をしていただく
- 弊社で修理対応できるかどうか判断
- ご来店
という流れにさせていだたいています。
しかし、今回はN様のお勤め先の支店営業所が横浜にあり、こちらにはよく来るとのことでしたので、事前診断なしてご来店いただくことになりました。
点灯ランプと診断
▼メーターに表示された警告ランプはコチラ
ABS
ESP
サイドブレーキ
ESP
サイドブレーキ
▼そちらコチラは、テスターに入力された故障コードです。
- 01130 ABS作動当てはまらない信号
- 00287 右リヤスピードセンサーカイロの電気的故障
①は基板の新品交換で対応
②は部品交換で対応
となります。
取り外し〜修理
▲取り外したABSユニット。
こちらをオーバーホールします。
ABSリペアキット(VW純正新品)を交換。
ABSハイドロポンプのモーター部分を外し
モーターとブラシを修正、交換をします。
修理したABSユニットの取り付け
ABSユニット基板を取り付ける前に、シールを交換します。
ソレノイドバルブシールを交換
コーディング
新品部品取り付け後に診断機でエラーコードを読み込みしたところです。
『コーディングと調整を実施してください』と表示されます。
前もって抽出していたコーディングデーターを入力します。
▲Input valvesの調整が成功した画面
下記の6項目を全て設定して完了です。
- 操舵角センサー
- 横加速度センサー
- ブレーキ圧力センサー1
- 縦加速度センサー
- 油圧ユニットインテークバルブの基本設定 (Input Valves)
- 油圧ユニット切断バルブの基本設定 (MCI Valves)
今回は基板のみ新品交換。
ポンプ部分はオーバーホールという内容になりました。
ほとんどの場合、当日3〜4時間で修理できるのですが、今回は部品の取り寄せが必要となってしまい、お車を1週間ほどお預かりさせていただきました。時間はかかってしまいましたが、N様には無事修理が完了したこと、少しでもコストを下げることができたという面で、とても喜んでくださいました。
この度は遠方からお越しくださり、ありがとうございました。
この度は遠方からお越しくださり、ありがとうございました。