VW ゴルフ
VW ゴルフABS修理でご来店くださいました。
今回の車両はリコール対象外でしたので、基盤部分は交換での対応になります。
診断
▼入力されたVW ABS故障コードです。
コーディングデーターの抽出
基盤を新品にするので、コーディングデーターを抽出する作業をします。
ABSユニットの取り外し〜修理
ABSユニットを取り外します。
▲バッテリーの後ろあたりにあります。
バッテリー、とステーを外します。
電源カプラーを外します。
続いてブレーキの配管を外します。
フレアーナットレンチを使います。
ブレーキパイプを緩めると多少ブレーキオイルが出てしまうので、カプラーは上の方に固定させておくか、ビニール袋に入れて濡れないようにします。
黒い部分がABSユニットの基盤です。
この部品を新品に交換します。
電磁コイルが当たる部分、ポンプのシャフトについている黒い丸いシール12個を新品に交換します。
コーディング
VWディーラー診断機 VASを使ってコーディングをします。
▲設定画面
こちらの入力画面に、アクセス権数値を入力して解除します。
▲ブレーキプレッシャーの設定をしている画面です。
この設定をしないと……
- ABSランプが消えない
- 正常なブレーキの圧力を検知せず、少し踏んだだけでロックされることもある
そのため、必ず設定します。
16〜146ぐらいまでの様々な数値の入力(ブレーキ操作)を求められますので、30回ほどブレーキ操作をします。
慣れてくると結構楽しい作業です。
以上で全ての作業が終了しました
当日作業も可能
今回ご依頼くださったお客様は買い替えも検討されていました。
ですが今回、ABSユニットの一部交換、オーバーホールでVWディーラー価格より大幅にコストを下げることができましたので、お客様からも「廃車するまで乗る」とおっしゃってくださいました。
コーディング作業は時間がかかるため、お預かりで作業をさせていただいています。
ですが、遠方からのお客様の場合、当日にお渡しできるよう前後の予約を調整しますので、なるべくお早めにご予約くださいませ。