BMW E39 ABSユニット修理
本日の作業はBMW E39 ABS修理です。
BMW 診断機 OPPSをつないで診断します。
診断機につなげると、製造年月やコーディングしたときのソフトウェアのバージョン等がわかるため、再コーディングするときに便利です。
BMW Disでの診断結果『ASCユニットの不良』と出ました。
▼ASCユニットを取り外したところ
正確にはABSユニットと呼ばずASCユニットと呼びます。
とお客様からお問い合わせをいただくことがありますが、呼び方の違いで、同じ物と考えていただいて大丈夫です!
入力されていた故障コードは
- フロント右ABSセンサー不良
- リヤ右ABSセンサー不良
この二つが入っていたのですが、修理後フロント右センサー不良のコードが消去しても消えず。
ABSランプ、黄色い三角の!ASCランプも消えません。
ASCユニットの不具合に関しては問題ありませんので、フロントのスピードセンサー不良が考えられます。(よくあるパターン)
フロント右が入力されているので、新品のスピードセンサーと交換です。
交換したスーピードセンサーです。ジャッキアップすればタイヤを外さなくても作業できます!
こんな感じでジャッキアップすれば20分ほどで交換出来ます。
▲こちらは、交換したBMW ABSセンサーです。
配線がぼろぼろになっています。抵抗値をはかれば不良がわかります。今回左側が悪かったのですが、おそらく右側も同じ時期のABSセンサーなのでいつ壊れてもおかしくないと思います。
今回は右は交換しませんでしたが、次ランプが点灯したら交換することになりました。
最近ABSユニットとセンサーが両方壊れている車両が続きました。スピードセンサーの寿命とABSユニットの寿命はだいたい同じ位と見ています。
診断機があれば、どちらが壊れているかすぐわかります。
しかし、できれば必要最低限の交換にとどめ、コストを抑えることも大事だと思います。
柔軟に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。