VW ヴァリアント ABS修理
お取引のある販売店様からのご紹介で、VW ヴァリアントのオーナー様にご来店いただきました。
今回のように販売店様からもご紹介いただくことがあります。紹介の場合は販売店様には利益が出ないので、お客様のことを第一に思って、弊社につないでくださったのだと思うと嬉しくもあり、ありがたい気持ちでいっぱいです。弊社も、販売店様のお役に立てることがあればと思っております。
お客様からのご相談内容
・Jスクエアなら修理できるのではないかと聞いて
・今の車をこれからも長く乗っていきたい
これからも大切にお乗りになるということで、長く、しっかりと乗り続けられるよう修理していきたいと思います。
それでは早速診断をしていきます。
診断
▼点灯していた故障ランプはこちら
・ESPランプ
▼入力されていた故障コード
↑ABSユニット
《基板》・・・基板の不具合が考えられます。
残念ながらこのコードの場合は修理で対応できないため、基板部分は交換になります。
《ポンプ》・・・ポンプ部分はオーバーホールで対応します。
修理
▼ポンプにサビ
写真のように、モーター部分が錆で覆われていました。(水の混入があったと思われます)
この部分は交換となります。
先ほどの錆の部分が連結される箇所です。
ここにはブレーキオイルが入っています。
シャフトを取り外すと若干の錆がありましたが、サンドペーパーで落ちる程度でした。
ESPハイドロポンプ本体は使用できましたが、万が一この部分が錆で使用できない場合はASSYで新品交換となり、ディーラーさんのお見積金額に近い金額になってしまいます。
修理内容によってコストが変わってきます。
コーディング
交換後はコーディング作業です。
まず初めに38桁のコーディングデータを作成し、新しいABSユニットに入力します。
コーディングデータを入力した後にエラーコードを読み取ります。
・ステアリングアングルセンサーの設定異常
・コーディングされていないエラー(ここでのコーディングエラーは全ての設定が完了しないと表示されてしまいます)
input valvesのプレッシャー調整を実施します。
表示されている数値に合わせてブレーキを踏んでいきます。
続いてMCI Valvesの調整。
今回のコーディングはメカニックの井口が担当しました。
(井口はポルシェのスペシャリスト! もちろんVW AUDIのコーディングもお任せください)
全てのコーディング、設定を終了して完了です。
弊社にご相談くださり、ありがとうございました。
今回はどうしても一部交換しなくてはならない内容となりましたが、それでもABSユニット丸ごとの新品交換よりはコストを抑えることができます。様々なケースがありますので、他社のお見積もりが高額でお困りの方はお気軽にご相談ください。