BMW E46 ABSユニット修理
本日ご紹介するのは、BMW E46 ABSユニット修理のご依頼です。
ディーラーさんでのお見積もりが30万円以上となり、別の方法を探していたところ弊社のWEBサイトを見つけてくださったとのことです。ありがとうございます。
診断〜修理
それでは診断をして、故障箇所を特定します。
診断
BMW 診断機を接続し、故障コードを読み取ります。
▼入力されていたコードはこちら
ABSユニット取り外し/修理
電源カプラーを外し、ABSユニットが止まっているボルト2本も外します。
▲交換するABSユニット
丸い円柱がモーターです。(先ほど書いたように、E46のポンプが故障することは少なく、弊社の修理割合でいうと年に1台あるかというくらいです)
▲交換する基板部分を取り外したところ
新品部品にはモーターに接続されている端子が着いていないため、付属品で後から装着します。
同梱されているモーター端子です。
付属している赤い専用のSSTで本体と接続します。
コーディング
修理したユニットを車に取り付け、コーディングしていきます。
BMW純正診断機は13V以上でコーディングができるようになります。
エンジンを始動することで13V以上になりますが、コーディング中はエンジンをかけられないため、定格電圧機で13V以上に引き上げます。
▲こちらは正常なABSユニットを取り付けた後に点灯する故障ランプです。
正常なABSユニットを取り付けるとABSランプは消え、三角にびっくりマークのASCランプだけ点灯します。
全てのコーディングが終了後、このランプも消灯します。
今回交換した部品の正確名称はASCユニットです。
ASCユニットの場合は交換後すぐにABSランプも消灯しますが、同じモデル同じ年式でもDSCユニットが装着されているお車の場合は、正常なDSCユニットを取り付けただけではABSランプも消えないケースがほとんどです。DSCユニットの場合は全てのコーディングが終了した時点でABSランプも消灯します。
ASC,DSCについての詳しい説明はこちら↓
コーディングは30分ほどで終了します。
以上で、全ての作業が終了いたしました。