ボルボ850
ボルボ850 ABSランプ点灯したとのことでご来店くださいました。
点灯していたランプはこちら
- ABS・・・急ブレーキによってのタイヤのロックを防いでくれる装置
- TRACS(トラクションコントロール)・・・▶︎詳しい解説はこちら
診断
通常は、テスターを使用して故障箇所を特定するのですが、今回はテスターを繋げてもABSユニットにアクセスできませんでした。
ABSユニットを取り外し、分解して直接確認することにしました。
ABS取り外し〜修理
エンジンルーム左側のこの場所にABSユニットがあります。
取り外して基板修理をします。
ボルボ850 ABS修理はご依頼が少なくなってきました。
最近のご依頼は1年間で10件に満たないくらいです。
最近のご依頼は1年間で10件に満たないくらいです。
ABSユニットを直接診断
基板内部で断線している箇所を確認できました。
超音波カッターで基板をカット。
コンデンサーを交換します。
新しいコンデンサーは、耐熱温度30%UPの部品を使用して、耐久年数を延ばします。
コンデンサー交換用ハンダゴテです。
コンデンサーは両端に+−の端子があり、この道具で同時に熱して取り外します。
丸い円柱の部品は電解コンデンサーという部品です。
この部品は熱する温度や時間によっては、爆発する可能性がありますので取り扱いには注意が必要です。
基板修理が完了したABSユニットを取り付けて修理完了です。
ABSユニット部品供給終了のボルボ850
ボルボ850は発売されてから20数年経ちました。
ネオクラッシックの部類に入るかもしれません。
今回のお客様は「まだまだ大事に乗りたい」と、弊社にABS修理ご依頼をくださいました。
ディーラーさんでは部品の供給が終了してしまったそうなので、今後はABS以外でも長く乗っていただけるようサポートさせていただくお約束をいたしました。
ディーラーさんでは部品の供給が終了してしまったそうなので、今後はABS以外でも長く乗っていただけるようサポートさせていただくお約束をいたしました。