BMW Z3
BMW Z3 ABS修理で山梨県からご来店いただきました。
▼点灯しているランプがこちら
ABSとASCの警告ランプを修理工場さんでバルブを抜く作業をされそうで、現状ではランプが点灯していません。
まずはABSユニット本体を外して修理します。
ABSユニット取り外し
ABSユニットは助手席の前のエンジンルームについています。
取り外したところです。
BMW Z3の場合はポンプの電源が出っ張っているので、取り外しの際は注意が必要です。
メーターパネルの取り外し
メーターパネルを外すときは、ハンドルが邪魔で取り外しができません。
- ステアリングコラム
- ステアリング
を取り外すとこの状態になりメーターパネルが外れます。
メーターパネルを取り外したところです。
▲こちらのバルブが入るところが抜いてありました。
新しいバルブを取り付けます。
ABS ASC共に1.2Wのバルブが使用されています。
エアバックユニットを取り付けて終了です。
無事、ABS,ASCランプが点灯しました。
修理したABSユニットを取り付けたあと、故障コード消去で消灯して正常に作動しました。
警告ランプの電球を抜いても解決しない&もちろん車検に通りません
稀に『ABSの電球を点かなくしてもらえますか?』
『ABSの電球を抜いてもらえますか?』とお問い合わせいただくことがあります。
警告ランプが点灯しなければ車検に受かると思われる方もいらっしゃるのですが、警告ランプが点灯しない(バルブ切れ)でも整備不良車で車検に受からないのです。
そして、故意的にバルブを抜いて車検を通すことは違法のためペナルティを課せられます。
認証工場、指定工場でしたら営業停止になりかねません。
バルブを抜くというのは、安全装置であるABS、ASCの安全な機能が正常に働いていないのに、動いていると思わせているだけの状態ですので、大変危険です。
絶対にバルブは抜かず、修理をしていただけたらと思います。