記事掲載の許可をいただきましたので写真をアップさせていただいています

BMW E90 ABS修理で兵庫県からご来店していただきました。
遠方からありがとうございました。

点灯していたランプがこちらです。
・ABSランプ
・DSCランプ
・タイヤ空気圧警告ランプ
・DSCランプ
・タイヤ空気圧警告ランプ

ABS関連で関係している故障コードがこちら
5DF0 ハイドロポンプモーター
5DF1 ハイドロポンプモーターコネクター
5D96 左フロントスピードセンサー
5DF1 ハイドロポンプモーターコネクター
5D96 左フロントスピードセンサー

まずはABSユニットを修理します。
左ハンドルの場合は、ABSユニットは左前についています。

フレアーナットレンチでブレーキ配管を外します。

ABSユニットを外したところです。
ABSユニットのモデルはMK70になります。

ブレーキのリザーバータンク内のブレーキオイルを抜いてしまえばブレーキ配管からブレーキオイルはあまり出てこないのですが、一応ウエスなどを引いておくと良いです。

修理後ブレーキオイルを圧送機で交換します。

ブレーキ圧送機で圧をかけても右前だけブレーキオイルが出てきません。
ブレーキブリーダーを外してみると中に錆が詰まって完全に穴が塞がっていました。
キャブレーターを掃除する専用の細いツールで貫通させたら無事ブレーキオイルが抜け出しました。
ブレーキオイルの色が黒っぽい茶色だったので、かなり交換していなかったようです。

ブリーダを抜いて、圧送すると勢いよくブレーキ液が飛び出してきたので、ブリーダのつまりと判断出来ます。
メンテナンスをあまりしていない車両は注意
今回のお客様は、知り合いの修理工場さんに車検などを頼んでいたそうなのです。
専用診断機などがなく、出来ることが限られている修理工場さんでのメンテナンスだったようです。
今回のお客様は、知り合いの修理工場さんに車検などを頼んでいたそうなのです。
専用診断機などがなく、出来ることが限られている修理工場さんでのメンテナンスだったようです。
お客さまに現時点でのお車の状態を報告して、ABSだけでなく他の箇所も一度BMWを専門に修理している工場、もしくはディーラーさんで一度は車検を受けていただくことをアドバイスさせていただきました。
2007年前後の年式のBMW E90でメンテナンスが足りないと、(ラジエータから水が漏れる、オイル漏れ等)の故障が発生する確率が高いのこともご説明させていただきました。