アウディ A3 ABS修理
アウディ A3 ABSランプの点灯しているとのことで、ご来店いただきました。
▲ ABSランプ / ESPランプ / サイドブレーキランプが点灯しています。
ABSユニット修理
診断
早速、診断機にかけます。
▲ 表示された故障コード
01130 ABS作動当てはまらない信号
そして、今回のご依頼はこちら
- 基板の部分は新品交換(VCDSでコーディングデーターを吸い出し)
- ポンプの部分はオーバーホールで対応
ABSユニットは基板とポンプで構成されています。
弊社ではABSユニットを分解して修理していますので、このような対応が可能になります。
ABSユニット取り外し
▲ バッテリーとステーを外します。
▲ ABSユニットが見えてきました。こちらを取り外します。
▲ 取り外したABSユニット。こちらのポンプ部分をO/Hします。
今回、基板部分は新品交換です。
新品の場合、コーディングデーターが入力されていないため「0」になっています。
こちらの情報を入力してあげればOKです!!
コーディングです。
設定をしていないと色々な故障コードが入力されます。
セキリティーティーアクセス権を入力してあげると、基本調整ができるようになります。
こちらはブレーキプレッシャー圧の調整をしています。
表示されている数値をブレーキを踏んで合わせてあげます。
20〜30回ぐらいブレーキを踏んで圧力を調整してあげるとキャリブレーションOKとなります。
サスペンションの以上ランプも点灯しています。
ABSユニットの不具合があるとサスペンションのランプも点灯してしまうのです。
ABSの不具合があると連動している箇所は.
エンジン
ABS
サスペンション
連動している箇所全て異常になってしまいます。
ABSの基本調整を行うときにはABSの温度が上がりすぎると調整を受け付けてくれません。
ボンネットを開けて熱を逃がし、スポットクーラで冷やしながら調整をします。
ABSの基本調整のコツ
ABSポンプ温度が20度〜80度の間にあるときだけ設定が可能です。
また、高いブレーキ圧力が必要なためにエンジンをかけたまま設定をしなくてはいけません。
夏場は特にエンジンルーム内が熱くなってしまうので、スポットクーラーを使用することをお勧めします。
またプレッシャー調整の時にはインレットバルブ側から調整しないと成功しません。順番通りに進めることが重要です!