スバル インプレッサ
インプレッサのABSランプが点灯しているとのことで修理ご依頼をいただきました。
▼点灯していた故障ランプがこちら
すでにディーラーさんで相談・診断はされていたのですが
ABSユニットが故障しています。ですが、もう部品が出回っていないので修理対応ができません
とのことで、なんと部品の供給が終わってしまっていたそうです。
新品部品との交換ができない状況になり、弊社にご相談くださいました。
部品供給終了の影響でオーバーホールをお選びいただくケースもなかなか多いです。
診断
ABSユニットの故障箇所を特定するため診断します。
診断機、スバルの項目から診断。
▼診断結果
3e00 RL減圧バルブ故障
こちらはオーバーホールで対応できる内容で、基板に不具合が起きているようです。
ABSユニット取り外し〜修理
インプレッサのABSユニットは、右ヘッドライト後ろあたりに装着されています。
こちらがインプレッサのABSユニット。
分解して基板部分の修理をしていきます。
ここからは全て、顕微鏡を使って手作業での基板修正になります。
▲基板の拡大写真
0.5mm間隔にある配線が電気劣化で断線してしまうことがあります。
断線しているものを、1本1本新しく実装し直します。
銅線よりも軽く、耐食性に優れているアルミ導線が使用されいるのですが……。
大量生産ラインにて、自動化機械を使用した加工方法(ボンディング加工)で取り付けてあるため、耐熱、耐振動などで外れてしまうことがあります。
今回もボンディング加工されている箇所から外れていました。
弊社ではボンディング加工はせず、銅線を使用し手作業でハンダ施工をしています。
1mm四方程度の小さな箇所の施工の場合は、ボンディング施工よりハンダ施工の方が寿命が長くなります。
ABSユニットの生産が終了した場合、修理する方法はオーバーホールするしかありません。
インプレッサのABSユニットもメーカーでの生産が終了しているようですので、お困りの方はご相談ください。
インプレッサのABSユニットもメーカーでの生産が終了しているようですので、お困りの方はご相談ください。