インプレッサ ABSランプ点灯で愛知県からN様がご来店くださいました。
2001年モデルのインプレッサWRX-STi
こちらのモデルは、走行性能に特化して車好きにはとても人気があります。
ABSユニットは、20年ぐらいで壊れてしまう部品ですが、一旦修理さえすればお車自体は今後も長くお乗り頂けると思います。
診断〜修理
▼点灯していた故障ランプがこちら。
ABSランプが点灯しています。
故障箇所を特定するため診断機で診断します。
診断機に入力されていた故障コードは……
3e00 減圧バルブ故障
ということでバルブの故障と出ています。
減圧バルブというのは、下の図の青い部分になりますが
実際に壊れている箇所は、そのバルブを動かしているABSユニットの基板の故障で、下の図でいうと黄色の箇所になります。
こちらが、ABSユニットです。
こちらをオーバーホールします。
顕微鏡で拡大し、細かな配線部分を点検します。肉眼では見えないほど小さな配線(約0.1mm)です。
10本ほどの配線が経年劣化で外れていました。
▲基板の拡大写真(こちらの基板は別の車両のものです)
0.5mm間隔にある配線が、電気劣化で断線してしまうことがあります。
断線しているものを、1本1本新しく実装し直します。
アルミ、ステンレスの配線を外して、銅線で接続をし直すという作業です。
POINT
外れている配線を接続しなおせば直るのですが、顕微鏡での作業でもギリギリ確認できるというほど小さく、肉眼ではまず不可能です。
『基板を開けてみて、作業にトライしてみた』
という場合、肉眼では見えないほどの小さな配線を損傷し、修復不能になってしまっているケースが大半です。
(触るだけで切れてしまうほどの繊細な配線なのです)
一度基板を開けてしまうと、保証対象外になってしまいますのでご注意ください。
『基板を開けてみて、作業にトライしてみた』
という場合、肉眼では見えないほどの小さな配線を損傷し、修復不能になってしまっているケースが大半です。
(触るだけで切れてしまうほどの繊細な配線なのです)
一度基板を開けてしまうと、保証対象外になってしまいますのでご注意ください。
今回は無事修理出来ましたが、基板を開けてみないと修理箇所がわからないケースもあります。
その場合は、脱着工賃、基板点検料は無料となりますので、安心してご依頼ください。
その場合は、脱着工賃、基板点検料は無料となりますので、安心してご依頼ください。