VW ゴルフ
VW ゴルフ ABSユニット修理で業者様からのご依頼いただきました。
ABSユニットの不具合とABSランプのバルブ切れの修理です。
ABS警告ランプが点灯していなかったのですが、サイドブレーキバルブが点灯しているためABSユニット不具合だとわかります。
サイドブレーキバルブが点灯しっぱなしの場合も車検に受からないのですが、それ以前に緊急ブレーキシステムが動かないので運転者さんにとって危険な状態でした。
『ABSランプが点灯していると、車検に受からないのですか』と質問されますが、車検には受からないのはもちろんですが、搭乗者さんを守るためのシステムなので直さないといけないですよ!と回答しています。(いざという時に活躍してくれている安全装置です)それに警告ランプずっとつきっぱなしは精神的に良くないものです!
診断
診断機を接続します。灰皿の隣にOBD接続するカプラーがあります。
入力されていた故障コードです。
0283 ABS左前スピードセンサー異常
0285 ABSABS右前スピードセンサー異常
01276 ABSハイドロリックユニット V64 異常
0285 ABSABS右前スピードセンサー異常
01276 ABSハイドロリックユニット V64 異常
VW ゴルフの2000年前後の車両はスピードセンサーが故障するケースが極めて低いので、このコードが入力されていてもABSセンサーよりABSユニットを疑った方が良いです。
しかもこの年式のスピードセンサーは高価で4万円近くします。
ABSユニットと、ABSランプバルブの交換をします。
ABSランプバルブの裏から精密ドライバーで外します。
真ん中のABSランプのバルブが黒くなってショートしています。
こちらを交換するのですが、ハンダで実装されていてディーラーさんなどではランプASSYで交換するので高額になります。
取り外したところです。
新しいバルブは若干大きいのですが、装着には問題ありません。
ハンダ実装をして終了です。
無事にABSランプが点灯しました。
イグニッションONでABSランプが点灯、数秒後に消灯が正常な動作になります。