整備ブログでは、実際にご依頼いただいたケースのご紹介とともに、業者様向けに該当の車種のABSユニットの取り外し方やコーディングの流れなどもご紹介しています
VW ゴルフ
VW ゴルフABS修理でご来店くださいました。
診断
入力されていた故障コードがこちら
1130 ABS作動あてはまらない信号→ABSリペアキット交換で対応(黒い基板の部分)
ソレノイドバルブ、モーター部分は今回壊れていませんでした。
年式的にはそろそろ壊れる時期ですので、こちらはオーバーホールをします。
コーディングデータの抜き取り
新品のABSユニットの書き込みをするため、事前にVW診断機 VCDSを使用してコーディングデーターを抜き取っておきます。
ABSユニット取り外し〜交換
ブレーキラインをはずしてABSユニット本体を取り外します。
基板部分を新品に交換します。
ABSリペアキットの付属しているシールを交換します。
以上で交換作業は完了です。
コーディング
今回は基板部分を新品に交換したため、ABSユニットのコーディング作業が必要になります。
コーディングされていない白ロムは0000000となっているのでコーディングデータを入力します。
38桁のコーディング情報を入力します。
車両のモデル、年式、装備によって数値を変えます。
コーディングが成功したら、VAS診断機での数値調整、設定作業をします。
5桁のアクセスキーを入力して、設定項目に進みます。
アクセス権の解除が成功すると設定項目に進めます。
▲ input valvesの調整が成功した画面
▲ MCI valvesの調整が成功した画面
下記の6項目を全て設定して完了です。
今回は基板のみ新品交換。ポンプ部分はオーバーホールという内容になりました。
修理内容とコスト
弊社ではオーバーホール対応がメインですが、車種、年式、故障状況によっては、部分的に新品交換、またはユニットごと新品交換になることがあります。
その場合でも部品を直接仕入れできること、工賃をお安く設定していることもあり、ディーラーさんよりもコストを抑えることができます。お気軽にご相談ください。
その場合でも部品を直接仕入れできること、工賃をお安く設定していることもあり、ディーラーさんよりもコストを抑えることができます。お気軽にご相談ください。