日産 R35 VDCユニットの修理で千葉県からご来店くださいました。
①ディーラーさんでは金額が高くなることを知り、コストを抑えたい。
②近くの修理工場では預けなくてはならない。
こういったことがあり、コストが抑えられ、当日修理ができるJスクエアさんへ依頼しました。
②近くの修理工場では預けなくてはならない。
こういったことがあり、コストが抑えられ、当日修理ができるJスクエアさんへ依頼しました。
遠方からのご来店ありがとうございます。
それでは診断〜修理完了までをご紹介いたします。
それでは診断〜修理完了までをご紹介いたします。
日産 GTR R35 VDCユニット修理
診断
▼点灯している故障ランプ
- ABS
- VDC
- サイドブレーキ
故障原因を探るため、診断をしていきます。
GTRは、他の日産車とシステムが異なるため、GTR専用の診断項目で診断します。
▼入力されていた故障コードがこちら
C1111 ポンプモーター
こちらの故障コードはオーバーホールで対応できるため、取り外し作業に移ります。
取り外し作業
まずは、レーキリザーブタンク内のブレーキオイルを抜き取ります。
ブレーキオイルをはじめに抜く理由
R35 GTRのVDCユニットを取り外すためには、ブレーキマスターシリンダー 〜 VDCユニット間のブレーキパイプを取り外す必要があります。
事前にブレーキオイルを抜いておかないと、ブレーキマスターシリンダーサブタンク内のブレーキオイルが下に垂れてしまうのです。
事前にブレーキオイルを抜いておかないと、ブレーキマスターシリンダーサブタンク内のブレーキオイルが下に垂れてしまうのです。
▼こちらのブレーキパイプを車両から取り外します。
GTRのブレーキパイプの素材は硬い
輸入車に比べ、GTR、レガシィ、インサイトのABSブレーキパイプの素材はとても硬く、取り付け時にVDCユニット本体の溝を舐めてしまう可能性があります。
特にGTRは硬いため、慎重に、手で確実にねじ山を入れる必要があります。
特にGTRは硬いため、慎重に、手で確実にねじ山を入れる必要があります。
外したブレーキパイプの中に残っているオイルを抜き取り、ゴミ、埃が入らない様にケースにいれておきます。
タイヤハウスを外します。
VDCユニット本体は、12mmのナット3つで止まっています。
VDCユニットはポンプ部分の不具合と、基板部分の不具合がありどちらかが壊れているケースがほとんどです。
片方だけ直しても再発してしまうので、ポンプ、基板両方の修正をします。
基板
▲基板修正の様子 / コンデンサーの交換をします。
ポンプ
ポンプの一部分が錆びていました。
錆びは表面だけでしたので、軽い研磨で修正。問題なく利用できます。
コイル部分には焼けがあったので、こちらも修正しました。
ブレーキオイル交換
Ate圧送機でブレーキオイル交換をします。
ペダルを踏んでのエア抜きもできますが、ブレーキマスターシリンダーのピストンシールに負荷がかかってしまいます。
ブレーキ圧送機を使用した方が確実です。
最後に、前後Gセンサー、圧力センサのキャリブレーションを実施して作業完了です。
当日修理が可能ですので、遠方のお客様もお気軽にご相談ください。