アウディ TT
アウディTT ABS修理で、埼玉県の販売店様からご依頼をいただきました。
点灯していたランプはこちら▼
- サイドブレーキランプ
- ABSランプ
- ESPランプ
実際の故障箇所を特定するために、アウディ診断機VASで診断します。
診断
ブレーキ系統が異常となっています。
- 01276 ABSハイドロリックポンプV64 電気的故障
- 01316 ABS ECU異常
修理可能な故障内容でしたので、ABSユニットを取り外して修理していきます。
ABSユニット取り外し作業手順
左ハンドルのTTの場合、左側にABSユニットが装着されているはずなのですが、右側についていました。
TTのABSは数千台と作業してきましたが初めてのレイアウトです。
まずはいつものようにブレーキオイルを抜き取ります。
エアクリーナーダクトを外します。
こちらのゴムホースも外します。
カプラーを外してブレーキオイルがかからないところに置いておきます。
ABS本体が見えてきました。
ブレーキパイプを外します。
ABSユニットを取り外します。
なんとか隙間から抜くことができましたが、ステー本体とエアコンパイプが溶接されていたためにステーを分離させて抜きます。
TT ABSユニット取り外せました。
いつもはこのステーごと外すのですが、溶接されていました。
こちらと、差込側にもシリコングリスを塗っておくと、装着する時にスムースに入ります。
ABS修理
取り外したABSユニットを分解して、基板、ポンプそれぞれ修理をしていきます。
消耗部品なども交換しているので、オーバーホール後は長く活躍してくれます。
7年間の保証をつけられるのもJスクエアならではの修理方法があるからです。
修理したABSユニットを取り付けた後は、圧送機でエア抜きをして終了です。
今回は、ABSユニットの取り付け位置が通常と異なっていたり、ステー本体とエアコンパイプが溶接されていたこともあり、ABSの取り外すのに通常より+1時間ほどかかってしまいました。それでも3〜4時間で全ての作業は完了しほっとしました。