BMW E87 130i
今回は、BMW E87のABS修理のご紹介です。
ABSランプが点灯して、まずは他社にご相談をされたそうです。
そこではお見積もり金額が高額になってしまったとのことで弊社にご相談くださいました。
まずはランプの確認です。
このとき、故障ランプは点灯していませんでした。
ABSユニットが故障するとABSランプが点灯しますが、《イグニッションをOFFにして再度エンジンをかけるとランプが消えてしまう》ことがあります。
このABSランプが点灯したり、消えたりを繰り返すのはABS故障の初期段階によくある症状です。最終的にはランプが常時点灯するようになっていきます。
ABSランプが点灯し始めたらお早めの修理、交換をお勧めします。
このABSランプが点灯したり、消えたりを繰り返すのはABS故障の初期段階によくある症状です。最終的にはランプが常時点灯するようになっていきます。
ABSランプが点灯し始めたらお早めの修理、交換をお勧めします。
診断
まずは、故障箇所特定のため診断します。
入力されていた故障コードはこちら
5DF0 DSC ハイドロリック ユニット:ポンプモーター
5DF1 DSC ハイドロリック ユニット:ポンプモーターコネクターの不具合
5DF1 DSC ハイドロリック ユニット:ポンプモーターコネクターの不具合
オーバーホールで対応できる内容です。
ABSユニット取り外し〜修理
BMW E87のABSユニットは運転席前に装着されています。
こちらが修理するABSユニットです。
基板とポンプに分解し、修理していきます。
ポンプ:モーター回転数テスト
モーターの回転数をテストしたところ、基準値に達していなかったのでコイルを交換します。
コイルに不具合があるとモーターの回転数が落ちて、ABSが作動した時に正常なブレーキ圧を送ることができなくなります。
基板
基板は、電解コンデンサー、トランジスタなどの消耗部品を交換します。
エア抜き作業
修理したABSユニットを取り付けた後、ABSユニット内部のエアを取り除いて(ブレーキ圧送機を使用)完了です。
ABSユニット内部のエアーを抜くには、ブレーキ圧送機が必要になります。
診断機の項目に《ブレーキエア抜き作業機能》があれば、その機能でエアを完全に抜くこともできます。
上記2つを同時に実施できる場合は、さらに時間短縮&ブレーキオイル使用量も抑えることができます。
診断機の項目に《ブレーキエア抜き作業機能》があれば、その機能でエアを完全に抜くこともできます。
上記2つを同時に実施できる場合は、さらに時間短縮&ブレーキオイル使用量も抑えることができます。