BMW E90
BMW E90 ABS修理で、栃木県からお時間かけてお越しくださいました。
ありがとうございます。
診断
さっそく故障箇所を確認します。
入力されていた故障コードがこちら▼
5DF1 DSCハイドロリックユニットポンプモーターコネクター
スピードセンサーの不具合が起きているという内容の過去履歴も入力されていました。
ABSユニットの取り外し
修理するABSユニットです。
運転席前に設置されています。
ABSユニットを取り外す前に、リザーブタンク内のブレーキオイルを抜き取ります。
上からバキュームで抜き取るだけでOKです。
ブレーキパイプを外した後に1箇所だけブレーキオイルが溢れてくる箇所があるので、ブレーキパイプを外した後ユニット内部のブレーキオイルも抜きます。
抜いたオイルは圧送機の後ろのタンク内に溜め込まれます。
このバキューム機能がとても便利。
こちらがオーバーホールするABSユニットです。
ABSユニットオーバーホール
ABSユニット実装基板を修理します。
コンデンサーやトランジスタなどを交換します。
2000年前後のお車では、ハンダのクラックなどの不具合はよくありましたが最近のお車ではありません。実装基板の部品交換をすることが多いです。
エア抜き作業
修理したABSを取り付け、エア抜き作業をします。
この時に圧送機でのエア抜きとブレーキペダルを踏む方法、両方を実施します。
圧送機だけのエア抜きだと完全にエアが抜けないケースもあります。
しかし、ブレーキを踏んでのエア抜きだけの場合かなりの量のブレーキペダルを踏むことになるので、ブレーキマスターシリンダーのシールの痛みにもつながってしまいます。そのため
『圧送機でのエア抜き + ブレーキペダルを踏んでのエア抜き』
というように、両方を実施することでABS内部のエアは完全に抜くことができます。
スピードセンサー交換
過去履歴で右前故障コードが入力されていたので、スピードセンサーの交換もします。
スピードセンサーの寿命も約10年でABSユニットと同時期に壊れることも多く、今回は4輪全てのセンサーを交換することになりました。
スピードセンサーを4本まとめて交換をしていただく場合は特別割引をご用意しています。
- 1万円お値引き
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近々車を売却する予定がある場合は、故障している箇所のセンサー交換だけでも良いかもしれません。