整備ブログでは、実際にご依頼いただいたケースのご紹介とともに、業者様向けに該当の車種のABSユニットの取り外し方も合わせてご紹介しています!
VW ポロ ABS修理
VW ポロ
VWポロABS修理のご紹介です。
修理工場さんからのご依頼で、「左フロントスピードセンサーの故障コードが表示されたので、スピードセンサーを交換したが改善されなかった」とのことでご来店くださいました。
▼点灯していた警告灯
故障箇所特定のため、弊社でも再度診断します。
診断
▼VWの診断コネクターはこちら
灰皿のあたりにあります。
▼故障コード
00283 左フロントスピードセンサー
修理工場さんの診断と同じくこちらのコードが入力されていました。
スピードセンサーを交換しても消えないということは、ABSユニット内部のスピードセンサーの回路が断線している可能性があります。
実際にABSユニットを取り外して内部を確認します。
ABSユニット取り外し
VW ABSユニットはラジエータのリザーブタンクの下あたりにあります。
カプラーを外します。
こちらの5センチほどの集中カプラーは、スピードセンサー・ミッション・エンジンからの信号を拾っています。
こちらの2局のカプラーはポンプモーターに電源を送っている電源カプラーです。
こちらが修理するABSユニットです。
VW ポロ ABSユニットの壊れる箇所
基板修理
スピードセンサー系統の断線を修理します。
電解コンデンサーは20年近く経っている部品なのであわせて交換します。
修理したABSユニットを取り付け、無事修理完了しました!
基板の寿命を長くさせるポイント
今回のようにスピードセンサーの故障コードが入力されても、スピードセンサー自体の故障でないケースも多々あります。スピードセンサーを交換しても直らないという場合は、お気軽にお問い合わせください。