VW ゴルフ ABS修理
今回は、VW ABS修理でご来社いただきました。
弊社へのお問合せの前に、ディーラーさんにて診断&お見積りをされたとのことです。
ディーラーさんでの結果は……▼
- ABSユニット(ASSY)交換
- 見積もり価格約45万円
お見積りが高額で、少しでも安くできるところがないかと探したところ、弊社のWEBサイトを見つけ、ご連絡くださったのでした! 弊社を見つけてくださり嬉しく思います。
VW ゴルフ ABS診断〜修理
症状、診断
点灯していたランプはこちら▼
- ABS
- ESP
- サイドブレーキ
- ハンドル
それでは診断機で故障コードを読み込んでいきます。
- 1130 ABS作動当てはまらない信号 → (ABSユニット基板新品交換)
- 01276 ABSハイドロリックポンプV64故障 → ABSポンプ修理(弊社のオーバーホールで対応)
- 16352 ABS ECU故障 → (ABSユニット基板新品交換)
▲ 左)診断機で表示されている内容 / 右)必要な対応
ABSユニットの基板部分は新品交換し、ポンプ部分は弊社でオーバーホールしていきます。
ABSユニットは『基板』と『ポンプ』でできており、両方ともオーバーホールできることもあれば、今回のように、片方は新品交換になるケースもあります。
それでも、ABSユニットを丸ごと交換するよりはコストを抑えることが出来ます。
ABSユニット取り外し
ABSユニットの場所はこちらです。バッテリーの後ろ下あたりに装着されています。
バッテリーを外すと、その下にステーがあるのでそれを外すとABSユニットにアクセスできます。
ブレーキの配管を外し、コネクターを外します。
こちらが修理するABSユニットです。
ABSユニット修理〜コーディング
今回は基板分は修理で対応できないため、ポンプの部分だけオーバーホールします。
ABSユニット交換キットにバルブシールが入っているので新品に交換します。
修理後、新品ABSユニットにはデーターが入力されていないために、コーディングエラーのコードが入力されてしまいます。
予め抽出しておいた35〜38桁のコーディングデーターを入力します。
その車の情報、装備されている機能などによって数値が変わります。
ディーラーさんでは車検証からコーディングデーターを作成できますが、予め抽出していたらOKです。
弊社ではABSユニットにアクセスでず、データーを抽出出来ないケースもあります。その際にはディーラーさんに作業を依頼しています。
コーディングをした後は基本調整を実施します。
5桁のアクセス情報を入力すると、基本調整が実施できます。
ブレーキの圧力調整を実施しています
車両のブレーキペダルを診断機から要求されたペダル踏みしろを調整しているところです。
最初にInput valvesのバルブ調整を実施します。
続いてMCI valvesを調整し……
修理完了です!
今回ご来社いただいたお車は、ディーラーさんでのお見積もりで約45万ほどかかるとのことでした。
弊社では半分新品交換、半分オーバーホールという対応になり、10万以上はお安くすることができました。