整備ブログでは、実際にご依頼いただいたケースのご紹介とともに、業者様向けに該当の車種のABSユニットの取り外し方も合わせてご紹介しています
VW ゴルフヴァリアント
VW ゴルフヴァリアントのABS修理でご来店くださいました。
まずはテスターで故障箇所を診断します。
診断
VWディーラー診断機VASを使用します。
入力された故障コード
01276 ABSハイドロポンプ電気的故障
ABSユニット内のポンプ部分に不具合が起きているようです。
こちらの故障コードはオーバーホール可能です。
ABSユニット取り外し
▼VWヴァリアントのABSユニット設置場所
ABSユニットはバッテリーの後ろあたりに装着されています。
バッテリーとステーを外します。
ABSユニットにアクセスできるようになりました。
ブレーキパイプを外します。
▲VW ゴルフヴァリアントのABSユニット
ABSユニットはステーにナット2つで止まっているだけです。
取り外した後は、ブレーキパイプのところには専用のSSTを使用してゴミが入らないように分解します。
エア抜き作業
取り外したABSユニットを修理し、車に取り付け後は圧送機を使用してエア抜き作業をします。
その後、診断機を使用して調整作業をします。
調整作業
修理後に入力されていた故障コードは……
00778 ステアリングアングルセンダー
バッテリーを取り外した後は、ステアリングアングルが初期化されてしまい、このコードが入力されます。そして……
【ステアリングのランプ】と【車が揺れているランプ】が点灯します。
方法
ステアリングアングルを記憶させることで解決します。
ハンドルを左右にいっぱい切ると舵角位置を覚え、自動的に故障コードと、警告ランプが消灯します。
今回の内容は、宅配便でご依頼いただく場合の参考になればと思い書きました。業者様からのお問い合わせもお待ちしております。お気軽にご相談ください。