日産 GTR R35
R35 ABSランプ点灯でご来店くださいました。
診断
故障箇所特定のため診断をします。
入力されていた故障コードがこちら
C1111 VDCポンプモーター異常
ABSユニット取り外し〜修理
まずはブレーキリザーブタンク内のブレーキオイルを抜きます。
マスターシリンダーとABSの間のブレーキパイプを外します。
輸入車のブレーキパイプはある程度柔らかいので、取り外さなくてもABSユニットを外すことができますが
国産車場合は、テンションをかけて避けておくことができないためブレーキパイプを取り外す必要があります。
R35のブレーキパイプ
ABSユニットの横の面についているパイプが曲がっていることが多いです。
緩めるときにもスパナを使用しないと外れない状態になっていることもあります。
これだけ曲がっていると、取り付け時に力がいるのと、最初の入りが悪いために舐めてしまうことがあります。
この横の2本は特に気をつける必要があります。
タイヤハウスの一部を外します。
ABSユニットは12mmのナット3個で止まっています。
ABSユニットを取り外し、基板とポンプに分解してそれぞれ修理していきます。
こちらの作業が終わったら、車両に取り付けます。
エア抜き作業
圧送機でエア抜き作業をします。
最後に、前後Gセンサーのキャリブレーションとブレーキ圧力センサーのキャリブレーションを実施して全ての作業が完了です。