アウディ A3 ABS修理でディーラーさんのお見積もりでびっくり
ABSユニット取り外し編
アウディ ABS修理でご来店していただきました。
お見積もりが約40万『なんとかなりませんか〜』とお電話いただきました。
バッテリーを外し、バッテリーステートカバーを外すと、、、
今回修理するABSにアクセスできます。
修理するABSユニットです。
今回基板部分は修理で対応できず、ABSポンプはオーバホールが可能でした。
リペアキットコントロールユニットを新品に交換します。
VW,AUDI,BMWのABSユニットの新品はほぼ在庫しているので何かあっても即対応できます。
診断、コーディング編
今回入力されていた故障コードがこちら
01276 ABSハイドロリックポンプV64 (この故障コードは修理が可能です。)
01130 ABS作動あてはまらない信号 (このコードが入力されているとオーバーホールが不能)
新品のABSユニットはコーディングされていないので、0000000と表示されています。
こちらに前もって抽出しておいたコーディング情報を入力します。
入力が完了しました。
こちらはロングコーディングの画像です。2桁の組み合わせで色々な情報を管理しています。
5桁のセキュリティーコードを入力してあげるとコーディングができるようになります。
こちらのコードは項目ごとに入力する必要があります。
ブレーキプレッシャーの調整をします。
こちらを調整しないと、ブレーキが正常に作動せずにちょっとブレーキを踏んだだけでロックしてしまいます。
ここからは汎用機のマキシシスでコーディングします。
ステアリングアングルセンサーの設定をします。
ステータスがOKになればセンサーの設定が正常に行われたということです。
純正機だけでなく、色々な機材を使用してコーディングする理由
純正機のVASを使用することが多いのですが、今回はVCDSとマキシシスで作業をしました。
色々な機材で作業することによって、勉強になることと、万一テスターがうまく作動しない時に車がダメかテスターがダメか、インターフェイスがダメかの判断がつくからです。