整備ブログでは、実際にご依頼いただいたケースのご紹介とともに、業者様向けに該当の車種のABSユニットの取り外し方も合わせてご紹介しています
アウディ TT
アウディTT ABS修理で、なんと福井県から6時間かけてご来店くださいました。ありがとうございます!
▼点灯していた警告灯
ABS・ESP
これらのランプが点灯していました。
故障内容を特定するために診断機にかけます。
診断
▼入力されていた故障コードがこちら
01276 ABSハイドロリックポンプ V64 電気的故障
オーバーホールで対応します!
ABSユニット取り外し
▼修理するABSユニットがこちら
2000CCタイプは、ABSのそばにエアダクト、バッテリーなどがありません。そのためABSユニットにアクセスしやすくなっています。
ブレーキパイプを外します。
こちらのABSユニットをオーバーホールします。
ABS修理
電磁コイルの当たり面のシールを交換します。
12V電源で、モーター回転テストをします。
モーターの回転数が足りていませんでした。
モーターの回転数が足りていないと、ポンプ異常の原因となりますので、コイル、ブラシを新品に交換します。
基板部分はコンデンサー、トランジスタなどを交換します。
今回は正常範囲内の値でしたが、消耗部品のため、しばらくしたら故障してしまう箇所です。予防として今回こちらも交換します。※この作業による追加料金などは発生しませんのでご安心ください!
電子基板に使われている部品、コンデンサー、トランジスター等には寿命があります。
メーカーが表面実装基板を製造する際には、あまりコストがかからない一般的な部品を使用されています。
ですが、弊社では長期保証を実現するために(7年の保証を実現するには実質10年以上持つ部品を作らなくてはいけない)、一般の部品より耐久力・経年劣化にも強いとされている、耐久温度が高い部品を使用しています。
長く安心してお乗りいただくためには、必要な部分だと思っています。
メーカーが表面実装基板を製造する際には、あまりコストがかからない一般的な部品を使用されています。
ですが、弊社では長期保証を実現するために(7年の保証を実現するには実質10年以上持つ部品を作らなくてはいけない)、一般の部品より耐久力・経年劣化にも強いとされている、耐久温度が高い部品を使用しています。
長く安心してお乗りいただくためには、必要な部分だと思っています。
エア抜き作業
修理したABSユニットを取り付け、最後にエア抜き作業をします。
こちらの圧送機を使用します。
アウディTTの場合、圧送機がないとABS取り外し後のエア抜き作業はできません。
同時に診断機でブレーキオイル交換項目を使用して、ABSポンプ強制駆動することで確実に作業ができます。
診断機でエア抜き項目を実行すれば、2人でフットブレーキを踏むエア抜き作業をする必要はなくなります。
以前は、フットブレーキを踏んでのエア抜きが主流でしたが、現在は圧送機と診断機があれば確実にエア抜きができるので、とても便利になりましたね!
以前は、フットブレーキを踏んでのエア抜きが主流でしたが、現在は圧送機と診断機があれば確実にエア抜きができるので、とても便利になりましたね!