整備ブログでは、実際にご依頼いただいたケースのご紹介とともに、業者様向けに該当の車種のABSユニットの取り外し方も合わせてご紹介しています
BMW E90
BMW E90 ABSユニット修理で京都から6時間ほどかけてご来店くださいました。
お近くの修理工場さんには、ABSを外す作業の経験があまりないとのことで断られてしまったそうです。その後ディーラーさんでも断られてしまい、横浜の弊社まで足を運んでくださいました。
遠いところから、本当にありがとうございます。
診断
BMW診断機で故障コードを読み取ります。
ブレーキ項目にエラーコードが2つ入力されていました。
さらに診断を続けます。
こちらはオーバーホールで対応できる故障コードです。
オーバーホールの場合は、他社での新品交換の価格から1/3〜1/2ほど抑えることができます。
ABSユニット取り外し
マスターシリンダーリザーバータンク内のブレーキオイルを上から抜き取り、ブレーキ配管を外した時にブレーキオイルが出てこないようにします。
自作SSTでブレーキパイプを緩めます。
こちらのDSCユニットを修理します。
エア抜き作業
修理したDSCユニットを取り付けた後は、エア抜き作業をします。
診断機の機能を使用して、圧送機を使用するとABSユニット内部のエアを完全に素早く抜くことが可能です。
しかも1人で出来るために効率よく完璧に作業できます。
この圧送機は完全なオイル交換ができるため、ABSの取り外し作業だけでなく、車検時のエア抜き作業にもおすすめです。
使用した圧送機は、修理するブレーキシステムと同じAte製です。20万円を超えるものですが、かなり使い勝手もよくなくてはならない存在です。
そしてブレーキオイルも、ESP・DSCの機能を正確に働かせるために開発されたAte SL-6を使用しました。
そしてブレーキオイルも、ESP・DSCの機能を正確に働かせるために開発されたAte SL-6を使用しました。
CBSの数値リセット
最後にCBSの数値リセットをします。
こちらのブレーキオイルの数値45%を変更します。
リセット後は100%になり、運転者に交換時期をお知らせしてくれます。
以上で全ての作業が完了しました。
弊社ではABSユニットを取り外しできる業者さまであれば宅配便での修理も受け付けています。ですが、取り外しのみの対応をしていないところも多いようで、遠方からご来店くださるお客様も少なくありません。ご足労いただいてしまいますが、コストも抑えられますし、7年間の長期保証も設けていますのでぜひ一度お問い合わせください。 当日3時間程度で修理は完了します!