ホンダ インサイト
インサイトABS修理方法と費用について
インサイトのABS新品部品価格の一般的な相場は15万前後、脱着工賃も含めると17万ほど。
弊社のオーバーホールでは13万ほどですので、約4万ほどのコストカットができます。
※2020年時点の価格
(インサイトのABSユニット新品の部品は輸入車に比べると値段設定は低くなっています)
新品部品では10年ほどで同じ故障が起きる可能性があると言われています。
弊社でのオーバーホール後は、再度故障する可能性は0.003%。お車を長く乗り続ける場合は一度オーバーホールするだけの方がお得です。
インサイトABS修理
▲点灯していた警告灯
メーター内にかなり大きく警告ランプが表示されています。
この表示が点灯すると安全機能のABSが作動しませんので、通常運転するには危険が伴います。
診断
まずは診断機をで故障箇所を断定します。
OBDカプラーは運転席左下あたりにあります。
ABS TCSに故障履歴が1つ入力されていました。
ABSモジュレーター内部のリレーの固着と判断できます。
診断機の項目で各センサーが正常に作動しているか確認➡︎他の箇所が壊れていないかのチェックします。そして、ABSユニットを修理作業に入ります。
ABS関連のセンサー異常はなかったので、今回はABSユニットのオーバーホールで対応可能です。
インサイトABS脱着、エア抜き
こちらにABSユニットが取り付けられていますので、まずは取り外し作業からはじめます。
こちらのカバーを外すとブレーキリザーバータンクにアクセスできます。
こちらのカバーを開けて、圧送機のアダプターを取り付けます。
こちらが本田車専用の圧送機アダプターです。
ABSユニットを取り外したときに、ブレーキパイプから若干ブレーキオイルが漏れて車両に付着してしまう可能性があります。
事前に小さなトレーをひいて、オイル漏れの付着を予防します。
こちらが修理するインサイトABSユニットです。
ABSユニットは基板とポンプで構成されています。
分解し、それぞれの不具合箇所を修正、小さな消耗備品なども交換。
これでユニット自体の修理は完了です。
次は、車両へ取り付けです。
取り付け後は設定が必要になるため、再度診断機を接続します。
各種センサーのキャリブレーションをしてすべての作業が完了しました。
インサイトにお乗りの方はお気軽にお問い合わせください!