VW シロッコABS修理
VW シロッコABS修理 販売店様からのご依頼です。
点灯していた故障ランプがこちら
- ABS
- ESP
診断
入力されていた故障コードがこちら
- 01276 ABSハイドロリックポンプ(V64)故障
- 01130 ABS作動あてはまらない信号
①はポンプ部分をオーバーホールで対応、②は基板修理ができないため、新品交換となります。
ABSユニット修理
基板
ポンプは修理対応をしましたが、基板部分は新品交換をします。
基板新品部品に新しいシールが入っているので、ソレノイドバルブシャフトに装着されているシールを新品に交換します。
今回は基板部分を新品交換したため、トランジスタ、コンデンサの交換作業は必要ありませんが、基板も修理出来る場合は、コンデンサー、トランジスタ等、寿命がある部品は全て交換をしています。
これらを交換することによって、寿命が大きく変わります。
▼コンデンサーに関して、こちらの記事の文末に詳しくご紹介しています。
エア抜き作業
修理したABSユニットを取り付けた後はエア抜き作業に移ります。
Ateのブレーキ圧送機を使用しています。
圧送機はABSと同じメーカー(Ate)を使用することを推奨しています。
加圧テスト〜コーディング作業
加圧テストを実施して、オイル漏れがないかをチェックします。
問題がなければ、最後にコーディング作業と基本調整を実施します。
新品のABSユニットにはコーディング情報が入っていないため、38桁のコーディングデーターを入力します。
データーは各車両のシステム、モデルなどによって数値化されています。
コーディングされていない状況での故障コードを読み取りです。
各項目を設定していきます。
各種基本調整をする前に、まずはアクセス権解除をします。
5桁の数値を入力してセキリティ解除。
セキリティー解除後、基本調整の項目に進めます。
- 舵角センサー(G85)
- 横加速度センサー(G200)
- ブレーキプレッシャーセンサー1(G201)
- 前後加速度センサー(G251)
- 油圧ユニットインテークバルブの基本設定
- 油圧ユニット遮断弁の基本設定
▼
上記の6項目の基本調整をするとABSが正常に作動します。
以上ですべての作業が完了しました!
今回は、【ABSユニットの半分はオーバーホール、半分は新品交換】という内容になりました。
すべてオーバーホールでなくても、新品交換よりコストを抑えることができます。
車種、年式、故障内容によって対応方法が異なります。ABSランプ点灯でお困りの方はお気軽に弊社にご相談ください!
すべてオーバーホールでなくても、新品交換よりコストを抑えることができます。
車種、年式、故障内容によって対応方法が異なります。ABSランプ点灯でお困りの方はお気軽に弊社にご相談ください!