R35 GTR VDCユニット修理で愛知県からご来社いただきました。
休憩含め約4時間かかったそうです。
遠いところありがとうございました。
日産車の診断機を言えばコンサルトですが、GTRの診断機はそれとは別の独自のシステムを使用します。
OBDカプラーは運転席足元にあります。
入力されていた故障コードがこちら
C1111 ポンプモーター故障
VDCポンプモーターを外す前にマスターシリンダー内のブレーキオイルを抜き取ります。
VDCユニット側にあるリレーボックスを外します。
リレーボックスを外すと空間ができますので、ブレーキの配管を外す準備をします。
ブレーキパイプがジョイントされているプラスチックの部品を外します。
こんな感じで片方を外しておけばOK!
マスターシリンダーについているブレーキパイプを取り外します。
ABSユニット側のブレーキパイプがつけにくいので、マスターシリンダー側のブレーキパイプを外してテンションフリーにしておくとABSユニット側の装着が楽になります。
VDCユニット本体のナットを外します。
タイヤハウスを少しめくるとナットが見えてきます。
VDCユニット本体はこの3つのナットで止まっています。
今回お客様がホイールナットキーを忘れてしまいタイヤを取り外すことができない状況にあったので、ハンドルをいっぱい切り空間を作り作業しました。
こちらが修理する R35 VDCユニットになります。
GTR エア抜き作業
GTR専用のアダプターをマスターシリンダーに装着! ブレーキオイルを圧送します。
R35 GTR純正のホイールは隙間があるために外側はタイヤを外さなくてもエア抜きができます。
R35 GTRのキャリパーは両サイド4ピストンなのでエア抜きブリーダーが内外二箇所あります。
特に後ろの内側が狭いのでタイヤがついているままだとちょっとやりにくいです。
フロント内側は障害物がなくやりやすいです。しかもハンドルを切れば隙間ができるので尚タイヤがついたままでもエア抜きが可能です。
前後Gセンサーとブレーキ圧力センサーのキャリブレーションをして終了です。
R35 GTR VDCユニット取り外しにタイヤは外さなくても、、、
今回お客様がホイールナットキーを忘れてしまいタイヤを外さない作業をせざるを得なかったのですが、作業をしていてタイヤがついていてもそんなにやり難くないなあと感じています。
私がR35 GTRのVDCユニットの脱着を数百台と作業してきたからからということもありますが、エア抜き作業がちょっとしにくいなあと感じただけです。
GTRのホイールは比較的重くて脱着の際にかなり気おつけないといけないのですが、そのリスクがなくなるのを考えれば今後はタイヤを外さない方法で作業して行こうと思います。
作業時間も若干ですが、短縮できました。もっと早い作業があるなあとまだまだ改善の余地があるなあと思わせてくれた作業でした。
今後さらに早い、上手いを目指していきたいと思います。
今日のニャンコ
店長永井が一緒に同居しているニャンコを気まぐれに紹介していきたいと思います。
どっしりとリビングのテーブルでくつろいでいるところです。あんためっちゃかわいいなあ〜