BMW E90 DSCユニット修理で埼玉県からご来店です。
エンジンチェックランプも点灯しており、1気筒死んでいるようなエンジンのブレもありました。
診断結果がこちら
5DF0 DSCハイドロリックユニット
5DF1 DSCハイドロリックユニットポンプモーターコネクターの不具合→ABSユニットO/H
94B5 ステアリングコラムスイッチセンター →SZLリペアキット交換
29CD DMEミスファイア、シリンダー1→イグニッションコイル交換
1番のイグニッションコイルを3番に差し替えて故障コードを読み取ると
1から3番に故障箇所が移動したので、イグニッションコイル1番の異常と判断します。
お客様のご予算の都合で、今回は予防のために全てのイグニッションコイルを交換します。
プラグも交換時期なので全て交換します。
イグニッションコイルが固くて抜けない場合はラッチ部分に工具を入れると簡単に外せます。
焼き付け防止のグリスを使う工場さんもいらっしゃると思いますが、整備書にグリスはNGと記載されているので塗らないように。(締め付けトルクの異常につながる恐れがある)
締め付けトルクは30Nmです。
ちなみに角度締めで測ったら135度ぐらいでした。(トルクレンチを使用しないとオーバーとるくになります)
プラグの角度締めは新品で180度、再利用で90度と言われますが、180度締め付けるとオバートルクになってしまいますのでトルクレンチは必須です。
続いてDSCユニットを外しO/Hします
続いて、舵角センサーを交換します。
エアバックユニットを外します。
続いて、ハンドルを外します。
カバーを外し、、、
ボルト4箇所をはずし、SZLを外します。
SZLをはずし、舵角センサーを交換します。
SZLを分解していく時にやじるしを合わせるように覚えておきます。
センサー受光部を交換します。
そして黒い円盤のセンサーを交換します。
新しい円盤を取り付ける前に添え付けのグリスを塗ります。
SZLリペアキットを交換しましたよ〜のシールを貼り付けて終了です。
近い日にちで車検を控えているお車は、、、、
今回のお客様は車検を5月に控えてのDSCユニット修理でした。
タイヤを外してジャッキアップをするので、車検に受からない箇所を前もって点検して5月にまたご来店していただくことになりました。
エンジンの不調はイグニッションコイル交換で直りましたが、車検の項目で前もって全てのイグニッションコイルとプラグ交換で車検時にあまりコストをかけないようにいたしました。
車検が近いお車は前もって、簡易見積もりで対応すればある程度の予算のめどがつくのです。