日産GT-R R35

日産GT-R R35 VDCユニット修理で埼玉県からご来店くださいました。
点灯していたランプはこちら▼


- ABS
- VDC
- タイヤ空気圧
- スリップ表示灯(車が揺れているランプ)
診断

診断機を接続して、故障内容を確認します。

GTRの項目を選択。
入力されていた故障コードがこちら▼

こちらの故障コードの場合、オーバーホールで対応できます。
VDC(ABS)ユニット取り外し手順〜修理

まずは、ブレーキオイルを抜きます。

10mmのボルトを外してリレーボックスを外します。

リレーボックスをずらしておきます。

カプラーのレバーを上に持ち上げるとカプラーが外れます。

カプラーを外します。

ブレーキパイプを外します。

R35 GTRのABSユニットを外すときは、マスターシリンダー側のブレーキパイプを外して、ABSユニットを取り外すスペースを確保します。

ABSユニットステーナットを外すためにタイヤハウスを外します。

12mmのナット3つで止まっています。

この部分で止まっています。
GT-R R35のVDC(ABS)ユニット▼

こちらをオーバーホールします。
基板とポンプに分解をして、それぞれの故障箇所を修理していきます。
また、いくつもの消耗部品でできていますので今その部分が故障していなくても、しばらくしたら別の部品がダメになってABSランプが点灯してしまうこともあり得ます。
それらを防ぐために、コンデンサーなどの小さな部品にもこだわり抜き、修理をしています。
一度修理したら保証期間の7年間は長く機能するための必要な工夫です。
基板、ポンプともに修理が終わったら車両に取り付けます。

最後に、エア抜き作業をします。

ブレーキマスターシリンダーに取り付けます。

キャリパー内側・外側2つのブレーキブリーダーからエアを抜きます。

R35 GTR VDCユニットを外した後は、前後Gセンサー、圧力センサーのキャリブレーションを実施します。

タイヤショップさんでできなかったという、タイヤ交換の時の空気圧センサーに関する設定をします。


タイヤ空気圧の項目を選んで、ID登録して終了です。
日産車でオーバーホールできるのは、GT-R R35だけです。R35のABS・VDCランプ点灯でお困りの方はお気軽にご相談ください。