R35 GTR ABSユニット修理で静岡県からご来社いただきました。
近くに、ABSを外してくれる修理工場さんがなくて、弊社に来ていただきました。
点灯していた警告ランプがこちらです。
ABS、VDC,、VDC,タイヤ空気圧
汎用機の診断機マキシシスを接続します。
GTRのOBD16コネクターは運転席下にあります。
入力されていた故障コードがこちらになります。
C1111 ポンプモーター
こちらのコードはオーバーホール修理で対応できます。
先ず、ABSユニットを取り外す前に、ブレーキリザーバータンク内のオイルを抜きます。
そのあと、ブレーキマスターシリンダ〜ABSユニット間のブレーキパイプを外します。
GTRのブレーキパイプは12mmと10mmのブレーキブリーダーレンチを使用して外します。
外したブレーキパイプはゴミの付着などを防ぐために専用の容器で保管しておきます。
マスターシリンダーから若干ブレーキオイルが垂れてくるので、ウエスを引いておきます。
おっと!!ここでアクシデント発生!!!!!
ブレーキパイプを取り外そうとした後があり、ナメっていて工具が入りません。
完全に、ずりずりではないのでブリーダレンチさえハマればOK、ハンマーを使うとABSユニットに衝撃を与えてしまうので、ドライバーの持ち手の部分を使用して押し込み外します。
OK!!無事外れました。
ABSユニットは12mmのナット3つで止まっています。
こちらはタイヤハウスの一部を外して下からアクセスしている画像です。
こちらが修理するGTR ABSユニットです。
修理後、ABSオイルエア抜き作業をします。
画像はGTR用のアダプターです。
ブレーキリザーバータンクに装着して、ホースを接続
ここからブレーキオイルを送り込みます。
GTR ブレーキエア抜き箇所は、1つのキャリパーに2箇所ついているので合計8箇所のブリーダーからブレーキオイルを抜き取ります。
最後に舵角センサーの調整、前後Gセンサーのキャリブレーションをして完了!!完璧!!