日産GT-R R35
R35 GTR ABS修理でご来店くださいました。
当日修理、約3時間ほどの作業になります。
今週は、同色のGTR R35のABS修理のご依頼がありました。
(同じ時期にVDCユニットが壊れたというよりも、記事を見てご依頼いただいたのかもしれません)
診断
まずは診断機で故障箇所を特定します。
OBD端子は運転席足元にあります。
R35 GTR テスターは汎用機オーテルを使用しています。
▼故障コードがこちら
ABSユニット取り外し〜修理
VDCユニットは、こちらのカバーを外すと出てきます。
ブレーキマスターシリンダーのリザーブタンク内のオイルを抜いておくと、ブレーキの配管を外したときにオイルが溢れてこなくなります。
VDCユニット〜ブレーキマスター間のブレーキパイプを外します。
VDCユニットに装着されているブレーキパイプが取り付け時にネジ部分を入れにくいためです。
マスターシリンダー側を外せば、テンションがかからなくなるので入れやすくなります。
ブレーキパイプを完全に外すときは、ブレーキマスターシリンダー内の少しのオイルが出てくるので事前にウエスを敷いておきます。
外したブレーキパイプ内のオイルも全て出しておきます。
タイヤハウスの一部をめくるとVDCユニット本体の止めナットが出てきます。
12mmのナット3つを外すとVDCユニットは取り外せます。
こちらのVDCユニットのオーバーホールします。
- 基板修正(コンデンサ、トランジスタ交換)
- モーター部分 (コイル交換、ブラシ交換)
- ソレノイドバルブ(プレッシャーセンサー交換)
2つのブレーキパイプを止めてあるこの部品を外すとフリーになり、VDCユニットにねじを入れるときにテンションがかからず、ネジ山をなめしてしまうリスクが減ります。
Ate圧送機でブレーキオイル交換をします。
キャリパー内側、外側2ヶ所からブレーキオイルを抜きます。
今日のニャンコ
店長永井です。
うちには黒いのと茶色いの2匹のニャンコがいます。
黒い方は、避妊手術の時の後遺症で目がほとんど見えていません。でもニャンコは視覚が無くなっても、嗅覚、ひげセンサーなどでしっかり生きていけます。この子が幸せに生活してくれれば、私も幸せです。